2012/07/28

電源装置の製作-その2(完成)

電源装置製作の続き。今回で完成です。

今回は,電源の回路を作って,前回作ったケースに入れます。
ベースの回路は秋月電子通商の大容量出力可変安定化電源キットで,ケースに入れるためにコンデンサを横に寝かしたり,出力電圧のレンジを変えやすいようにDIPスイッチを追加したりしました。コンデンサの配線は,できれば伸ばさないほうがよいですが,出力電流は1 A以下と小さいので問題ないと判断しました。
電源の回路
 回路をケースに取り付けた様子↓。コンデンサの位置が悪くてヒートシンクに近くなってしまいましたが,発熱も少ないはずので(多分)大丈夫でしょう^^;。
回路をケースに搭載
 フロントパネルのスイッチや端子,計器と配線します。
フロントパネルの部品との配線
 100円ショップで買った両面テープ付きの滑り止めを小さく切って,ゴム足代わりにしました。
滑り止めの取付
完成です!
工作機械を一度も使わなかった割には,きれいに仕上がったと思います。
手間暇かけた甲斐がありました:)
フロントビュー
リアビュー 
12~16 VのセンタープラスのACアダプタを繋げば,ツマミで出力電圧を可変できます。
動作確認のため,模型用のモータを回してみました。電流もきちんと計ることができました。
モータを回してみた
ちなみに,右側の出力端子にはACアダプタの電圧が直接出力されるようにしたのですが,電圧と電流をメーターに表示できません^^;
メーターの表示先をスイッチで切り替えるようにしようかと思いましたが,それはまた,他の機会にということで・・・。

それでは。

2012/07/23

電源装置の製作-その1

電源装置は,電子工作をする上で必須の道具です。せっかくなので,自分の用途にあったものを手作りすることにしました。しばらく工作から離れていたので,そのリハビリも兼ねて一石二鳥です。
My電源装置の仕様は次のようにしました。

  • 出力電圧:3~12 V可変
  • 出力電流:約1 A
  • 小型(←狭い机の上で作業するので,なるべく小さく)
  • 安価(←重要!精度はそこそこで良い)
  • 電圧と電流とを計測可

また,机の上で使うことが多いので,フロントパネルを斜めにして,視認性の向上を狙うことにしました。
小容量の電源で良いので,回路構成は,スイッチングアダプタ+可変3端子レギュレータにしました。
とりあえず,それっぽい部品を買ってみます。ほどんどは秋月電子通商で,端子台とロッカースイッチは大須で購入。
回路の部品
部品がそろったら,採寸して,部品のレイアウトを考えます。
部品のレイアウトとケース検討
ケースはMDF板で作ることにしました。カッターやピンバイスでも加工がしやすく,安価なことが魅力です。クリップボードに使われている3 mm厚のMDF板を使います。ついでに塗料と足の代わりになるものを買っておきます。
100円ショップで買ったMDF板その他
ケースの部品図を1:1で印刷します。
1:1で印刷した部品図
印刷した紙をMDF板にノリで貼り付けます。スティックノリを薄く塗っておくと,後できれいにはがせます。
部品図をMDF板に貼る
線に沿って加工します。カッターとピンバイスしか持ってないので,切断だけで3時間くらいかかりました・・・。改善案を考えねば。
加工!
加工した部品をホットボンド(グルーガン?)で仮止めして様子を見ます。ぴったり合わないところは,ヤスリやカッターで切って調整します。
ここで気づいたのですが,スイッチングレギュレータのプラグを挿す穴を忘れてました・・・。修正した後,部品を瞬間接着剤で完全に固定します。
切った部品をホットボンドで仮止め
フロントパネル固定のための,樹脂スペーサを四隅に固定,ヤスリで全体を仕上げます。
瞬間接着剤で固定した後,ヤスリで仕上げ
塗装をして、
塗装
仮組した様子。
箱完成
フロントパネルの部品だけつけてみました。ぴったり収まって,割と満足です:)。
フロントパネルの部品だけつけた様子
フロントパネルを本体に固定する工夫は,下の写真のようにしました。メンテナンスが必要なときに,すぐにフロントパネルを外せます。
プラのスペーサを使って,フロントパネルをねじで取り外し可能な構造に
今回はここまで。次は中身の回路を作ります。
(小型ロボットもやらないと^^;)
それでは。

2012/07/20

ロボット掃除機を使ってみる

ちょっと前に,後輩から掃除ロボットを貰いました。今まで放置してたのですが,ためしに動かしてみることに。
ツカモトエイム販売の自走式掃除機 ロボットクリーナーミニAIM-ROBO2
なにゆえこのデザインを選んだのか・・・他はなかったのでしょうか(プレゼントは嬉しいけど)。ロボットクリーナーミニ。残念ながらルンバではないです。
そういえば,去年くらいからルンバのCMが放送されるようになって,驚いたというか,ちょっと嬉しかったのを覚えています。Wikipediaさんによると,ルンバの販売は2002年(10年前!)で,その後の改良を経て,現在は3世代目のようです。色々な改良があって,CMをやるまでになったんでしょうね。

話が逸れましたが,頂きもののロボットクリーナーさんは破格のお値段ですので,性能もまあ相応です。電池はニッケル水素。搭載しているセンサは,フロントバンパのタッチセンサ1つ,落下防止の赤外線センサ3つのみ。家具や壁に割と豪快にアタックしていきます。


うまくカメラに入ってくれません・・・(照れ屋さんですね^^;)。電源を入れた直後は,ひたすら直進し,バンパに物が当たると旋回します。しばらく放置すると,らせん運動をはじめ,またしばらくすると直進動作にもどります。
動きは多少頼りないですが,吸引力は割とあって,ホコリやらなんやらを集めてくれました。時間のあるときにハックして,タイマー機能とかを付ければ,割と実用的になるかもしれません。

それでは。