2013/08/25

小さい部品の剥離を抑える工夫

 3Dプリンタで小さい部品を印刷すると、印刷物とベッドとの接触面積が狭いため接着力が弱く、印刷の途中で剥がれてしまいます。両面テープやヘアスプレーは使用したくないので、接触面積を稼ぐ工夫をして印刷しました。

小さい部品をプラモデルのランナーのように繋いで剥離を防ぐ


 部品は直径3mm、長さ7mmの円筒もので、M1.7のねじのスペーサに使いました。同じものが8個必要だったのですが、単純に8個の部品を並べて印刷すると、途中で全て剥離してしまい失敗…。そこで、多少手間ですが、8個の部品をランナーで繋いだモデル(上図)を作って印刷しました。

印刷した部品(印刷ピッチ0.3mm)

 ランナーは断面が0.6mm角の角柱にしました。0.3mmピッチで印刷したのでたった2層分のペラペラな作りですが、剥離を防ぐだけなら十分なようです。印刷後の除去も簡単にできました。

2 件のコメント:

  1. Slic3rでPrintsetting内に有るBrimのwidthを設定する事で初回レイヤー部に指定範囲の面が生成されますので、モデルにライナー付けなくても大丈夫です。

    剥がれに関しては、アセトンに余ったフィラメントを溶かしたものをベッド表面に塗布すると剥がれ難くなります(濃過ぎると強く付き過ぎますので色々試してみて下さい)

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    1. はじめまして、ichibeyさん。

      情報ありがとうございます m(_ _)m
      色々と試してみようと思います。

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