購入は,輸入雑貨を扱う日本の会社経由で,2月に注文して5月に届きました。
アメリカから届いたSolidoodle |
【用途】
工作機械を持っていなかったので,1台くらいは欲しいと思っていました。3Dプリンタは他の工作機械と比べて下記の利点があります。
・自由な形状が作りやすい(鋳造と同程度?)
・素材を積層して形状を作るため無駄になる素材がない(少ない)
・静か(切削音はしない)
・3Dデータとの親和性がよい
【なぜSolidoodleを選んだか】
購入を決めた2012年末当時,個人向けの3Dプリンタはかなり多くの製品がありました(現在はもっと増えているでしょう)。その中でもSolidoodleは,下記の点で優れていると感じました。
・低価格(約500ドル~)
・完成品
・最小で0.1mmピッチの積層が可能
・ホビー用途に十分な積層エリア(約150mm立方)
・発売されてから時間が経っており不具合が少ない(販売開始は2012年4月)
・仕様がオープンでユーザが改造可能
・箱型のスチールフレームで剛性高そう
ただし,海外製品の輸入になるため価格には注意が必要です。本体価格に加えて,送料,関税が加算されます。日本の輸入業者を通した場合はさらにマージンが加わります。私の場合,ProModel(599ドル)の購入に約83,000円支払いました。
【開梱】
梱包箱の中は黒いスポンジのような素材とプチプチが入っており、かなりしっかりと梱包されていました。
箱オープン |
箱の中身 |
プリンタ本体,電源ケーブル,USBケーブル,緑色のフィラメント少々,簡単な取説が入っていました。
3Dプリンタ本体 |
緑の袋の中身 |
【プリンタ各部詳細】
印刷ヘッドを動かすY軸 摺動部はブッシュと白いプラスチックが使われています。この写真はブッシュ側。 |
Y軸の摺動部(プラスチック側) X軸とY軸の駆動はタイミングベルトで行われます。 |
Z軸 ネジとナットでテーブルを駆動します。シャフトの固定方法がユニーク。 |
裏面に取り付けられた制御基板 |
価格を抑えるためか,かなり質素な作りです。軸受はすべてブッシュでベアリングは使用されていません。また,Y軸のドライブシャフトが若干たわんでいました。フレームの剛性は高そうですが,加工精度は十分なのでしょうか?
最初の印刷までの手順はこちら。
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