2013/06/30

3Dプリンタ Solidoodle 2 の導入(1)

 最近話題の3Dプリンタを購入しました!購入したのはアメリカ産の3Dプリンタ「Solidoodle 2」。そこそこ値段がするので躊躇していたのですが,昨年末からの円安であわてて注文しました。
 購入は,輸入雑貨を扱う日本の会社経由で,2月に注文して5月に届きました。

アメリカから届いたSolidoodle



【用途】
 工作機械を持っていなかったので,1台くらいは欲しいと思っていました。3Dプリンタは他の工作機械と比べて下記の利点があります。
  ・自由な形状が作りやすい(鋳造と同程度?)
  ・素材を積層して形状を作るため無駄になる素材がない(少ない)
  ・静か(切削音はしない)
  ・3Dデータとの親和性がよい

【なぜSolidoodleを選んだか】
 購入を決めた2012年末当時,個人向けの3Dプリンタはかなり多くの製品がありました(現在はもっと増えているでしょう)。その中でもSolidoodleは,下記の点で優れていると感じました。
  ・低価格(約500ドル~)
  ・完成品
  ・最小で0.1mmピッチの積層が可能
  ・ホビー用途に十分な積層エリア(約150mm立方)
  ・発売されてから時間が経っており不具合が少ない(販売開始は2012年4月)
  ・仕様がオープンでユーザが改造可能
  ・箱型のスチールフレームで剛性高そう

 ただし,海外製品の輸入になるため価格には注意が必要です。本体価格に加えて,送料,関税が加算されます。日本の輸入業者を通した場合はさらにマージンが加わります。私の場合,ProModel(599ドル)の購入に約83,000円支払いました。

【開梱】
 梱包箱の中は黒いスポンジのような素材とプチプチが入っており、かなりしっかりと梱包されていました。
箱オープン

箱の中身

 プリンタ本体,電源ケーブル,USBケーブル,緑色のフィラメント少々,簡単な取説が入っていました。
3Dプリンタ本体

緑の袋の中身

【プリンタ各部詳細】
印刷ヘッドを動かすY軸
摺動部はブッシュと白いプラスチックが使われています。この写真はブッシュ側。

Y軸の摺動部(プラスチック側)
X軸とY軸の駆動はタイミングベルトで行われます。

Z軸
ネジとナットでテーブルを駆動します。シャフトの固定方法がユニーク。

裏面に取り付けられた制御基板

 価格を抑えるためか,かなり質素な作りです。軸受はすべてブッシュでベアリングは使用されていません。また,Y軸のドライブシャフトが若干たわんでいました。フレームの剛性は高そうですが,加工精度は十分なのでしょうか?

最初の印刷までの手順はこちら

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