2013/05/12

ロボカップジャパンオープン2013東京を見てきました

 玉川大学(玉川学園)で開催された,ロボカップジャパンオープン2013東京を見に行ってきました。

  「ロボカップ」はラジコンのような人の操作によって動くロボットではなく,自分で考えて動く自律移動型ロボットによる競技会です。ロボット工学と人工知能の融合,発展のため,自律型移動ロボットによるサッカーを題材として日本の研究者によって提唱されました。(公式HPより)


 ロボカップといえば自律ロボットによるサッカー競技がメインですが,レスキューやダンス,ホームシミュレーション等の競技も行われており,かなり幅広いジャンルの競技会となっています。今回見に行ってきたジャパンオープンとは別に世界大会もあるようです。

ロボカップジャパンオープン2013東京

 写真も結構撮ったのですが,人が映ってないものを選んだら,だいぶ少なくなってしまいました^^;まずはサッカーの小型ロボットリーグから。

ロボカップサッカー 小型ロボットリーグ(車輪型)

 小型ロボットリーグは,天井に吊るしたカメラでフィールド全体を撮影し,その情報を元に個々のロボットを動かす競技です。ちょうどテーブルサッカーみたいに,1つのコンピュータがすべての選手に指示を出すようになっています。見どころは何と言ってもロボットの速さと連携プレー!世界大会でも実績のあるタイのチーム(写真左側のコートにいるロボット)がエントリーしていたのですが,もうね,日本のチームとは動きが違います。ロボットがフォーメーションを組んでフィールド上をサーッと動き,あっという間に得点してしまいます。これが世界のレベルか・・・(ゴクリ。

ロボカップサッカー シミュレーションリーグ2D・3D

 続いてはサッカーのシミュレーションリーグ。左のディスプレイが2D,右が3Dのリーグをしている様子です。シミュレーションリーグは,小型ロボットリーグをすべてコンピュータの中で行うような競技で,選手やボールの挙動はすべてサーバ上で計算されます。すべての選手が全く同じスペックなので,相手との先の読みあいが重要そうな競技です。

災害対応ロボット Quince

Quinceを後ろから

 特別展示として,災害対応ロボットQuinceが展示されていました。福島第一原発の放射線量測定で活用されたものと同型とのこと。原発という極限環境では間違いなくロボットの出番なのですが,実用レベルのものを作るとなると大変そうです。

玉川大学の構内1

玉川大学の構内2

 大学の構内の様子。敷地はかなり広い上に,きれいに整備されています。建物の外見もリゾート地のホテルばり。こんなところで勉強してみたい・・・!

ロボカップサッカー 中型ロボットリーグ

最後はロボカップサッカーの中型ロボットリーグ。小型ロボットリーグと異なり,各ロボットが個別に状況を判断・行動します。このほうが,より現実のサッカーに近いといえます。天井のカメラがないため,各ロボットに取り付けられたカメラで状況を判断しているようです。

 次は世界大会を見に行ってみたいですね。

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