電源装置は,電子工作をする上で必須の道具です。せっかくなので,自分の用途にあったものを手作りすることにしました。しばらく工作から離れていたので,そのリハビリも兼ねて一石二鳥です。
My電源装置の仕様は次のようにしました。
- 出力電圧:3~12 V可変
- 出力電流:約1 A
- 小型(←狭い机の上で作業するので,なるべく小さく)
- 安価(←重要!精度はそこそこで良い)
- 電圧と電流とを計測可
また,机の上で使うことが多いので,フロントパネルを斜めにして,視認性の向上を狙うことにしました。
小容量の電源で良いので,回路構成は,スイッチングアダプタ+可変3端子レギュレータにしました。
とりあえず,それっぽい部品を買ってみます。ほどんどは秋月電子通商で,端子台とロッカースイッチは大須で購入。
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回路の部品 |
部品がそろったら,採寸して,部品のレイアウトを考えます。
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部品のレイアウトとケース検討 |
ケースはMDF板で作ることにしました。カッターやピンバイスでも加工がしやすく,安価なことが魅力です。クリップボードに使われている3 mm厚のMDF板を使います。
ついでに塗料と足の代わりになるものを買っておきます。
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100円ショップで買ったMDF板その他 |
ケースの部品図を1:1で印刷します。
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1:1で印刷した部品図 |
印刷した紙をMDF板にノリで貼り付けます。スティックノリを薄く塗っておくと,後できれいにはがせます。
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部品図をMDF板に貼る |
線に沿って加工します。カッターとピンバイスしか持ってないので,切断だけで3時間くらいかかりました・・・。改善案を考えねば。
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加工! |
加工した部品をホットボンド(グルーガン?)で仮止めして様子を見ます。ぴったり合わないところは,ヤスリやカッターで切って調整します。
ここで気づいたのですが,スイッチングレギュレータのプラグを挿す穴を忘れてました・・・。修正した後,部品を瞬間接着剤で完全に固定します。
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切った部品をホットボンドで仮止め |
フロントパネル固定のための,樹脂スペーサを四隅に固定,ヤスリで全体を仕上げます。
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瞬間接着剤で固定した後,ヤスリで仕上げ |
塗装をして、
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塗装 |
仮組した様子。
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箱完成 |
フロントパネルの部品だけつけてみました。ぴったり収まって,割と満足です:)。
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フロントパネルの部品だけつけた様子 |
フロントパネルを本体に固定する工夫は,下の写真のようにしました。メンテナンスが必要なときに,すぐにフロントパネルを外せます。
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プラのスペーサを使って,フロントパネルをねじで取り外し可能な構造に |
今回はここまで。次は中身の回路を作ります。
(小型ロボットもやらないと^^;)
それでは。