今回は,ロータリーエンコーダの回路の調整をします。
モータを回して,エンコーダに使用したフォトセンサの出力を見ると,下図のようになります。
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フォトセンサの出力(モータを単三電池1本で回した場合) |
2個のフォトセンサを少しずらして配置することで,位相が約90°ずれた2相の信号を得ることができています。上の図ではCH2の信号のほうが,位相が進んでいますが,モータの回転方向を逆にすると,CH1のほうが進みます。
この信号をパルス状にするために,オペアンプを使った波形整形回路を使います。
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オペアンプを使った波形整形回路 |
フォトセンサの出力と,可変抵抗で作った基準電圧とを比較することで,フォトセンサの出力をパルス状に整形します。可変抵抗で基準電圧を調整し,Duty比が約50%になるようにしました。
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波形整形回路の出力 |
簡単な回路ですが,うまく動いてくれました:)
これでロータリーエンコーダが使えるようになりました。
これで,ハードの製作はひと段落です。
次回からは,プログラミングをしていきます。
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